パーシー・フェイス(Percy Faith, 1908年4月7日 – 1976年2月9日)はアメリカ合衆国の作曲家、編曲家、指揮者、音楽プロデューサーである。カナダのトロントで生まれ、イージーリスニングやムード音楽分野で著名である。
・ Spotify : Percy Faith : パーシー・フェイス
Percy Faith : パーシー・フェイスの経歴
1944年から録音作品の制作を開始し、後年デッカのA&Rとして活動するが、1950年にミッチ・ミラー(英語版)に請われてアメリカのコロムビアレコードへ移籍して東部担当ミュージカルディレクターとして活動する。自身も1975年までムード・ミュージック・オーケストラとして活動し、「デリカード」、「ムーラン・ルージュの歌」、「夏の日の恋」の3曲が全米ヒットチャートで1位になる。「夏の日の恋」はマントヴァーニらのムード・ミュージックと流行中のロックンロールを融合させ、1960年に全米ヒットチャートで9週連続1位になり同年のグラミー賞を受賞している。
ミュージカルディレクターとしてトニー・ベネット、ドリス・デイ、ローズマリー・クルーニー、ジョニー・マティス等の編曲やバック・オーケストラ指揮を務めている。
日本へは、1960年に単身で初来日して日本のオーケストラを指揮演奏し、自らのオーケストラによる来日公演は1966年、1971年、1973年、1974年、1975年の5回で、1966年公演はNHKが総合テレビとFMラジオで放送し、1974年公演はライブ録音がLPレコードでCBSソニーが発売している。
Percy Faith : パーシー・フェイスの代表曲
「夏の日の恋」The Theme From “A Summer Place” – 9週連続全米ヒットチャート1位を記録。グラミー賞受賞。1960年。
「ムーラン・ルージュの歌」The Song From Moulin Rouge – 10週連続全米ヒットチャート1位を記録。オリジナル・モノ録音のヴォーカルはフェリシア・サンダース。1953年。
「デリカード」Delicado – 全米ヒットチャート1位を記録。ハープシコードのソロはスタン・フリーマン。1952年。
「シンシアのワルツ」 A Waltz for Cynthia – ソロはミッチ・ミラー
「タラのテーマ」Tara’s Theme – 映画『風と共に去りぬ』より。
「若い恋人たちのテーマ」Theme for Young Lovers – 彼自身の作曲。
「美しき花束」Bouquet – 彼自身の作曲。
「ツァラトゥストラはかく語りき」2001(Also Speech Zarathustra)
「恋をして」In Love – ラジオ東京の「L盤アワー」テーマ曲。アルバム”Percy Faith Plays Continental Music”(CL-525)に収録。
「夏の日の恋’76」Summer Place ’76 – 「夏の日の恋」のディスコヴァージョン。米Billboard誌のeasy listening chartで最高13位。彼の最後のアルバムに収録された。1976年。
「ピチカート・ポルカ」Pizzicato Polka - ラジオ関西の長寿番組「歌声は風に乗って」初代テーマ曲。アルバム『Carefree』に収録。
パーシー・フェイス氏の最後期の「オリーブの首飾り」は僕は社交ダンスのタンゴという種目に使っていまして、デモンストレーションでもかなり前から使用しています。「オリーブの首飾り」はポール・モーリア氏のが有名ですが、パーシー氏のアレンジはタンゴという種目にはうってつけの情熱的なアレンジですね。ただ僕はアマチュアなので、あまり上手でなく楽しんで踊ります。タンゴはウォークが激しく、激しく首を振る種目でシャープでタイトなダンスです。